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2023年度 部員の声

有志部員達が、色々書いてくれました。
​ぜひ全部読んでくださいね!!!(たまに更新されます)

61 赤津

61期 赤津 知弧

強くなりたい。


肉体的に、精神的に自立したい。
 

 受験が終わって落ちた体力。中高年向け CM をスルーできない自分に絶望感を感じた私は、以前から憧れのあった武道を始めようと心に決めました。数ある武道系部活・サークルを探している中「闘う人は、美しい」をキャッチコピーに掲げる少林寺拳法部に目が留まりました。身体の仕組みをうまく利用し、力が強くなくても習得できる護身術。体験練習に行ってみて、ここだと直感しました。
 少林寺拳法やらこの部活やらの魅力を語りだしたらきりがないのですが、まず武術としての利点を一つあげるとしたら、動きが非常に合理的であること。突きや蹴りなどの剛法においても、相手を崩す柔法においても、少し足を置く位置を変えたり、手の角度を変えたりするだけで技の威力が格段に上がります。自分ではなかなか動きの無駄を自覚できないものですが、練習では監督や先輩などがじっと動きを眺めて客観的にアドバイスをしてくれます。しっくりこなかった動きがすっと体になじむ感覚は何度味わっても爽快です。
 もう一つの魅力、それは人との出会いにあると思います。部内においても学部や趣味、進路はみんなばらばら。10 年以上の武道経験を持つ先輩もいれば、暇あれば採集に出向く生き物好きの先輩がいたり、お米を一日 5 合消費する同期がいたり。人との出会いは部内にとどまらず、大会に行けば全国優勝レベルの大学生を間近に見ることができ、うまくいけば顔見知りにもなれてしまいます。大学生だけでなく、子どもと少林寺拳法を始めたお父さんお母さんや、70 代になっても少林寺拳法を続けてきた先生など、想像以上の多様性には驚くばかりです。

 強くなりたいと言って入ったわけではありますが、実際には思うようにいかないことがたくさんあります。動画を見て自分の動きに撃沈したり、体力不足ゆえに体調を崩して練習に行けなくなったり...。結局今まで以上に周りの人に頼って甘えて生きているような気もするし、果たして強くなっているのか弱っているのか。少林寺拳法をやっている目的を聞かれたらやっぱりそれは「強くなること」。けれど少林寺拳法部の部員であることは私にとってそれ以上の意味があると思っています。
 少林寺拳法部は数ある選択肢の中の一つでしかありません。世の中には魅力的なものが多すぎます。新入生の皆さんにはいろいろな選択肢を試して、ぜひ自分の居場所を見つけてほしい。それがもし、少林寺拳法部であったらこんなに嬉しいことはありません。少しでも引っかかるものがあったなら、まずは一度体験に来てみてください。お会いできるのを楽しみにしています。

61 今本

61期 今本 晶之

「大学生活の軸として」


東大少林寺拳法部に興味を持ちこのページに興味を持ってくれている皆さん、こんにちは。私は 4 月から2年生になります。私は大学から少林寺拳法を始めました。ここでは、少林寺拳法とともに過ごした一年がどのようなものであったかをお伝えできればと思います。
大学で護身術をやってみたいと思っていたところ、先輩方の演武の動画を見てその美しさに魅了され、入部を決意しました。入ってみた感想としては、思っていたよりも難しく奥が深いということです。一見単純に見える動きでもそこには様々なエッセンスが詰まっており、完璧に習得するまで⻑い年月を要します。
この一年間は、なかなか技を覚えきれなかったり、身体が硬くて蹴りが上手くできなかったりと、苦労することは多々ありました。しかし最近は、ご指導くださる先生や先輩方、共に切磋琢磨する同期のおかげで少しずつ進歩を感じることができました。例えば、最初は上手くできなかった技も、回数を重ねるにつれて少しずつできるようになったり、毎日のスト
レッチのおかげでだんだんと身体が柔らかくなっていったりなどです。出来なかったことが出来るようになるという経験や感動を数多く味わうことができ、毎日の部活がとても楽しみです。皆さんもこの感動を一緒に味わいませんか?
授業を受け、課題をこなしつつ部活の練習や試合に参加するというのは時には大変でもあります。しかし同時に非常にやりがいを感じ、充実した時間を過ごすことが出来ると思います。経験者の方々、そして未経験者の方々、東大少林寺拳法部で一緒に練習ができることを楽しみにしています。きっと実りのある大学生活になると思います!

61 露木

61期 露木 大河

 私は高校時代、部活動に所属していないいわゆる帰宅部だったので、大学では何か四年間打ち込めるものに所属しようと決めており少林寺拳法部に入部しました。数ある運動部の中から少林寺拳法部を選んだのは友人から誘われたためであり他の運動部やサークルはあまり見て回りませんでしたが、入部して一年が経った今となって考えるとこの部活に入ってよかったと思っています。

 その大きな理由はこの部活の雰囲気です。運動部というと、中学時代に所属していたサッカー部がそうであったように、学年別で主にチームが作られるため先輩後輩の縦の関係が希薄になりがちで、また先輩は近寄りがたい存在であるものだといったようなマイナスな印象を少なからず持っていました。

 しかし東大少林寺拳法部はそれとは大きく異なるものでした。この部活には、学部学科が異なり、またさまざまなバックグラウンドを持っている先輩方がいらっしゃいますが、その誰もが気さくで親しみやすい方々だと私は思います。普段の練習中は先輩の指導を仰ぎながら各々が真剣に取り組んでおり、練習外では先輩後輩同期関係なく和気藹然としています。合宿やさまざまなイベントもあり、また役職内で先輩や後輩と関わる機会が多く、とても良い雰囲気が形成されています。この温かみのある雰囲気こそ東大少林寺拳法部の大きな魅力だと思います。

 大会で良い成績を収めることはもちろん大事なことではありますが、それに固執し部活動としての厳しさだけが独り歩きしてしまうことは少林寺拳法の修行の目的からも離れたものとなってしまいます。少林寺拳法はその修行を通して、他人の幸せを考えて行動でき、また周囲と連帯し協力し合う生き方ができる人間を育成することを目指しています。

 新しく入部してくる後輩に対しても良好な人間関係を築き、さまざまな人と協力して、この部活に入ってよかったと後輩に思ってもらえるような良い雰囲気の部活にしていきたいと思っています。

61 町田

61期 町田 悠理菜

 大会で入賞する、というのは少林寺拳法部の活動において一つの目標として挙げることができると思いますが、入部以前の私はそういった大会やコンクールで結果を残すことへのモチベーションを理解することができませんでした。中高でも部活やその他の活動で良い結果を残すために血の滲むような努力をして、時には涙を流しているような友人が周囲にいましたが、楽しいだけではダメなんだろうか、いったい何がそこまでさせるんだろうかと常々不可解に感じていました。
 最近、少しずつわかってきたように思います。
 今現在、私は同期の一人と一緒に大会に向けて練習をしているのですが、彼女の魅力といったら筆舌に尽くし難いにも程があります(ぜひ実際に会って確かめてください)。自分達の演武動画を見て一緒に⻭を食いしばってくれたり、私のくだらない軽口に一緒になって笑ってくれたり、私が練習に身が入らなくなってふざけ出した時「次、これ何回やろう」と決めてくれたり...。

 それから、いつも自分たちの練習時間を割いて指導してくださる先輩方がいます。上手くいったら褒めてくださり、上手くいかないところはどうすればいいのか丁寧に教えてくださいます。同期との練習の成果を何らかの形で評価されたい、先輩方にお世話になった分良い成績を残して少しでも恩に報いたいという気持ちから、大会入賞への執着が自分にも見られるようになってきました。
 もちろん、大会結果が全てではないと思いますが、練習で何度やっても上手くいかなかったり、怪我をしたりしてもなお練習しようと思えるのはこの目標のおかげです。次の大会まであと1ヶ月もありませんが、一日一日を大切に修練に励んでいきたいと思います。

61期 本吉 葉

 はじめまして。2 年の本吉といいます。僕は高校までバスケットボールをやっていたのですが、大学では何か新しい運動を始めてみようと思ってこの部に入りました。
 入部したかしていないかの頃、自分の構えや突き蹴りを先輩に見てもらう中で繰り返し指摘される点がありました。どんな構えの時もお尻が突き出ているような格好になっていたのです。へっぴり腰というと分かりやすいでしょうか。指摘されるたびに直そうとはするのですが、なかなか改善しません。しかしそれについてある先輩と話していると、バスケの体の動きを引きずりすぎているのではないかということに思い当たりました。少林寺拳法の構えでは、動きやすいよう棒立ちを避け、膝を前に少し曲げて重心を落とします。一方、こちらのほうがイメージしやすいかもしれませんが、バスケでは特にディフェンスの際股関節を畳んで重心を落とします。この違いはおそらく、バスケが少林寺拳法に比べて横移動の成分が多かったり、ボールの分移動範囲が大きかったりすることに起因するものだと思います。

 このように自分の身体操作について考えることは身1つでやる武道の難しいところではありますが、同時に大きな魅力です。高校までやっていたスポーツを続けようか迷っている人には、ぜひ少林寺拳法を新しい選択肢の 1 つにしてもらいたいです。
 その先輩は一緒に考えてくれるだけでなく、高校でバレーボールをやっていて、もう部を引退されていた別の先輩(バレーもバスケと似たような姿勢をとるので、僕と同じような傾向があったそうです)に連絡を取って、アドバイスをもらってくれました。そのアドバイスは構えの改善にとても参考になるものでしたし、ここまで体について考えているのだ、ここまで熱量をもって教えてもらえるのだということに驚いたのを覚えています。そのような先輩がたくさんいるので、やったことないから...とか最近運動していないから...とか思わずに、ぜひ体験練習にいらしてください!
 僕も精進しながら、皆さんの入部を待っています!

61 本吉
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